言語の違いを超える音楽の力を!
日本訳詩家協会会長 加藤登紀子
4 月 24 日、今年度(令和 6)の訳詩家協会の総会が終わりました。
新しい年の始まりです。
去年の秋に 60 周年を迎えた日本訳詩家協会は、また新しいスタートラインに 立っています。
今年度も秋に、銀座ブロッサムで訳詩家協会コンサートを開くことになり、
今年のコンサートへの取り組み、1 年間の目標を決めた総会でした。
新しい会員の方の熱い思いもいただき、
今年の 9 月 16 日の銀座ブロッサム では、
出演を希望する会員の方に応募していただき、出演者を決めることに なりました。
ぜひ、意欲的にご応募いただけるように、手ぐすねを引いて(笑)、お待ちし ます。
5 月 15 日までにお願いします。
2021 年の春から、訳詩家協会の会長をお引き受けし、
熱心な理事の方たち と、さまざまな取り組みをしてまいりました。
学生時代のサークル活動のようなワクワクした雰囲気で、
本当に楽しい 3 年間、たくさんの会員の方にご入会もいただき、嬉しい限りです。
これまで、自分自身のオリジナル曲と外国曲の翻訳歌を両輪に歌ってきて、
私も今年の秋、60 周年を迎えます。
外国曲を日本語訳で歌うことによって、
言葉の壁を越えていける魅力に大きな力をもらってきました。
世界は、民族の違い、言語の違い、宗教の違いをめぐる激しい戦いの渦の中 にいます。
こんな時こそ、国境を越える熱いつながりを深めていける場所を、
ここにもっともっと築いて行きたいですね。
今年一年を、楽しく繋がっていきましょう!
良い年に!
JASTS 60周年コンサート、お疲れ様でした。
9月17日、銀座ブロッサムで開催されたJASTS60周年コンサート、皆様の総力で、素晴らしいコンサートが開催できましたことを、心からお礼を申し上げます。舞台の上に立った方も、裏方で応戦してくださった方も、本当に全力でお力添えをいただきました。本当にありがとうございました。
お礼の気持ちをお伝えするのが、遅くなってしまって申し上げありません。
ブロッサムのコンサートのすぐ後から、マレーシアのクアラルンプールでのコンサートに向かい、旅立ちました。その後、続いてジョージアへの旅があり、10月20日の帰国まで、気持ちの余裕がなく、
あっという間に、1ヶ月が過ぎてしまい、本当にごめんなさい。
マレーシアのコンサートでも「グタランジーワ」という歌に日本語の歌詞をつけて歌い、大きな喝采を頂きましたし、ジョージアでは、日本語で歌った「百万本のバラ」と、ジョージアの第二の国歌と言われる「トビリソ」という歌にも日本語の歌詞をつけ、地元の合唱団と大合唱しました。おまけに私の曲「乾杯」をフィナーレで歌い、ワインの大好きなジョージアの人たちに、「KANPAI!」という日本語を、覚えていただきました。言語の壁をひとつひとつ超えて行くことが本当に大事!それを実感しました。
来年もJASTSコンサートを開催しようと、銀座ブロッサムの9月16日の会場を押さえました。
今年の進行をじっくり見直し、さらに楽しい来年のコンサートの実現に向けて、皆様の力を合わせていければ、と願っております。どうぞよろしくお願いします。
会長 加藤登紀子
世界の音楽を美しい日本語でコンサート
終了しました!
日本訳詩家協会 会長 加藤登紀子
今年は早くも半分が過ぎようとしています。早いですね!
9月17日銀座ブロッサムで開催の日本訳詩家協会60周年記念コンサートのチケットも発売をスタートさせ、好調のようです。
ゲスト出演をお願いしたボニー・ジャックスさん、ピーターさん、クミコさん、渡辺えりさん、日本訳詩家協会のオブザーバー、湯川れい子さん、そして歌手として活躍している会員の方、私も含めた理事の皆さん、もうすでにプログラムや進行の打ち合わせにも入り、ワクワクで準備を進めています。
チケットが売り切れになる前に、是非皆さん、お友達をお誘いになって、チケットをゲットして下さい。詳しくはホームページをご覧いただくか、事務局にお問い合わせ下さい。
先日6月7日、けやきホールで開かれた「世界の音楽を美しい日本語で」のコンサートでは、たくさんの会員の方に歌っていただき、私も3曲、エディット・ピアフの曲を歌わせていただきました。
1曲はピアフのためにジャック・ブレルが詩を書き、シャルル・デュモンが作曲したけれど、ピアフが歌えないままこの世を去ってしまった「あなた次第」という歌、あとは、みなさんご存知の「私は後悔しない」「愛の讃歌」、私の日本語訳で歌わせていただきました。
皆さんそれぞれ真剣な曲選びで、魅力的な歌が並び、本当に楽しいコンサートになりました。
夏には大阪でも会員の方にお集まりいただく会を予定しています。
コロナがやっと終わって、いろんな活動が活発にできるようになって本当に嬉しいです。みなさんとお会いできる機会も増えました。この夏は特別に熱い夏になりそうですネ!
2023年4月13日 総会が近づいてきました。
クミコさん来て下さいます!
JASTS日本訳詩家協会 会長 加藤登紀子
私が会長に就任してから3年目の、新しい年度が始まります。
この2年間、本当に素晴らしい活動で、たくさんの方々と出会い、会員さんも賛助会員さんもたくさん参加して下さいました。いよいよ、今年が、日本訳詩家協会の60周年です。
9月17日には銀座ブロッサムで盛大なコンサートを準備しています。素晴らしいゲストも登場しますが、理事とし活動する私たち、会員の方にも歌っていただけるように計画しています。
秋が来るまでに、深く熱い交流を深めるコンサートや交流会を新しく始める準備も進んでいます。
さてそんな今年、私は「百万本のバラ物語」という本と「果てなき大地の上に」というウクライナ支援CDを発売し、コンサートを各地で行なっています。
東京は5月26日に有楽町の東京国際フォーラム、ホールCで、「百万本のバラ物語」と題してコンサートを行いますが、この4月にも上野のライブスポット「Qui」でライブがあります。1日2回のライブ。是非皆さんいらして下さい。
4月9日は私の母の108回目のお誕生日なので、少し母に捧げるコンサートにしたいな、と思っています。
他のどこで歌うより、近くから歌を聴いていただけるのが嬉しくて、ここだけのプログラムを加えたい、と思っています。
4月13日の総会でお会いする前に、歌を聴いていただける機会があるなんて、ちょうどいいね。
総会にはたくさんの皆様のご来場をお待ちしています。
そう!新しく理事になってくださった歌手のクミコさんもきて下さいます。今回は歌っていただけないかもしれませんが、滅多に聞けないお話を引き出そうと、私も張り切っています。
良い出会いがいっぱいのか訳詩家協会に、皆さんも力を貸して下さい。楽しく作っていきましょう!
JASTS日本訳詩家協会 会長 加藤登紀子
日本訳詞家協会 総会
期日:4月13日(木)
時間:10時〜
会場:けやきホール
※入場無料
去年の春から、日本訳詩家協会の会長に就任して一年が過ぎました。
先日の理事会で、この一年を振り返り、新しい年の計画を立てました。
本当に楽しい1年でした。10月3日に恒例の訳詩コンサート、15日には、私、加藤登紀子のトークと歌で、「ピアフとの出会いから」を開催、今年の2月18日は、理事の中心メンバーがそれぞれのレパートリーを発表、ゲストに新会員の渡辺えりさんが出演してくださいました。素晴らしい会でした。衣装も歌も、ゴージャスで!
さて、今年度は4月18日の総会から始まります。
正会員の方も賛助会員の方もたくさん参加していただけるよう、会場をけやきホールに変更しての開催となります。どうぞみなさんぜひご参加下さい。楽しい盛大な懇親会にしたいと思っています。
(参加締め切りは3月30日です。開催日が以前にお知らせした4月13日から変更になっています。ご注意下さい。)
そして5月10日には、けやきホールで「永田文夫さんを追悼するコンサート」を開きます。永田さんは、日本訳詩家協会会長として長く活躍され、海外の音楽を日本語に翻訳し広める大きな功績を果たされました。
私は、デビューまもない頃から、お世話になり、1967年に「小さな花びらの思い出」という歌を作詞していただき、レコーディングしています。10日のステージでは、この歌を弾き語りで歌います。
このコンサートに出演をご希望の方は、今月末までに写真と歌唱曲を添えてお申し込み下さい。急なお願いですみません。
4月18日の総会までにチラシを印刷したいので…。
このコンサートは理事の深江ゆかさんにプロデュースしていただいています。詳しくは深江さんからのご案内を参照して下さい。
今年も楽しい一年にしていきましょう。総会で、そして5月10日のコンサートでお会いできるのを楽しみにしています。
新しく会員になってくださる方もどんどんお誘いになって下さい。
2022年3月28日
加藤登紀子
ロシアとウクライナの紛争の早期停戦を!
ウクライナへのロシア軍侵攻によって、両国の平和的な共存に大きな傷跡を残すことになりました。
紛争から逃れて国外に避難せざるを得ない人も多くなっています。停戦協議による一刻も早い停戦を願っています。
日本訳詩家協会は、あらゆる言語、宗教、民族の違いが紛争、対立の原因にならぬよう、文化を翻訳によって融和と理解に繋げていけることを目指しています。
言語の違いが心の断絶を広げぬよう、これからも日本訳詩家協会は世界の平和を目指します。
2022年3月8日
日本訳詩家協会会長 加藤登紀子
翻訳は言語の違いを
融和と尊敬に変えるもの
日本訳詩家協会 会長
加藤登紀子
歌手としてデビューしてから 56 年、シャンソンをはじめいろんな国の素晴らしい歌に巡り合い、その歌を日本語に翻訳して歌い、自分自身の作詞作曲によるオリジナル作品とともに大切に歌ってきました。
ソ連時代の「百万本のバラ」、映画「紅の豚」の挿入歌「さくらんぼの実る頃」、 エディット・ピアフの「愛の讃歌」、アルゼンチンのウニャ・ラモスの「灰色 の瞳」、フィリピンのフレディ・アギラーの「アナック<息子>」など、私の歌手 生活を支えてくれた歌はそれぞれの国の人々との深い交流を支える力にもな りました。
翻訳は異言語の文化を繋ぐ大切な仕事であり、国境による言語の違いを憎しみや対立の原因にさせず、それを融和と尊敬に変えていく力だと思っています。
翻訳の中でも文学や映画では職業としての役割がはっきりしていますが、歌の翻訳は著作権上も権利の獲得が難しく権利の放棄を求められたりもします。 それでも外国曲を日本語に訳詞して歌っていくことによって、たくさんの人に理解を深め愛唱される可能性を広げていくことは間違いありません。
ひいては日本語作品がもっともっといろんな言語に翻訳されていく可能性にも道をつけるものと思います。音楽業界の皆様にも是非応援していただきたいですし、私自身もこれまでの作品を大切に新しい可能性に向かって挑戦し続けたいと思います。